鉄道模型は子供の頃一度はあこがれた経験がある人、多いのではないでしょうか。鉄道模型は単体で眺めるのもいいけど、自分の好きな景色や風景の中を走らせるのはまた格別な魅力を感じます。そんな動きを楽しめていろんな景色の中で表現できる鉄道模型は楽しい趣味の一つです。最近の鉄道ブームで鉄道博物館や鉄道カフェなどいろんなものが出てきています。そんな中、鉄道模型もまた注目を浴びています。子供の買えなかった中高年の人が時間とお金に余裕が出て購入している人もいるようです。鉄道模型の楽しみ方は数え切れないほどあります。そんな鉄道模型の楽しみ方をNHK趣味悠々で紹介していたので、番組とあわせ鉄道模型の魅力を紹介します。

powerd by 楽市360

鉄道模型人 大野雅志さん

大野雅志自ら慣れ親しんできた日本の風景を演出した鉄道模型レイアウトを作っているのが大野雅志さんです。

大野さんの代表作は川越鉄道。
架空の鉄道を想定して、その沿線風景をNゲージで制作しています。川越で生まれ育った大野さんならではの鉄道模型レイアウトになっています。

大野さんの面白い作品に手前が冬で、奥が夏になっている鉄道模型レイアウトがあります。はじめは夏のレイアウトだったらしいのですが、「機関車が黒色で周りが緑だと機関車が目立たない」と言うことで冬の景色を作ったそうです。

そんな大野さんの冬景色の鉄道模型レイアウトにはちょっとした工夫があります。それは雑草など身近にあるものを上手く使って鉄道模型レイアウトを制作していることです。

身近な素材を使った鉄道模型レイアウトや昭和40年代の懐かしいレイアウトは見事な作品になっています。

地面に色を塗る

プラスターで制作した地形は、そのままだと雪山になってしまいます。それでは物足りないので色を塗って着色します。用意するものは、水性アクリル絵の具、ハケ、絵の具を入れる容器です。

このとき使う絵の具ですが、ベースが発泡スチロールを使っているため有機溶剤を使う塗料は避けましょう。塗料を塗ったのはいいが発泡スチロールが溶けて鉄道模型レイアウトが崩れたら大変ですからね。

では、実際にプラスターに着色します。
水性アクリル絵の具を薄めに溶き、プラスターに置くように塗ってい行きます。絵の具を薄くするのはプラスターの凹凸がわかるようになってよりリアルになるからです。

絵の具の色は茶色をベースに塗ります。でも茶色だけでは単調になるので、黒や灰色を所どころに使い実際の山肌のように仕上げましょう。絵の具が薄いので修正ができますので、失敗を恐れないでどんどん塗っていきましょう。

多く塗りすぎて絵の具が溜まってきたらぞうきんで吸い取り調整していきましょう。

一通り塗ったら乾燥させ雰囲気を見ておかしなところは塗り重ねて補正しましょう。

地面の草を表現する

地形の塗装が終わったら、草用パウダーを使って草を表現します。

草用のパウダーを固定するには以前説明した接着液を使用します。接着液を塗る時、狭い面積はハケで塗り広い面積は霧吹きを使うと便利です。

パウダーを撒く際、均等にばらまく時は茶こしを利用すると効率的です。しかし指で撒いてわざとムラを出す方法もあります。好みで使い分けましょう。

パウダーの撒き方の基本としては、暗い色から撒きます。そして明るいパウダーで草のトーンを調整していきます。

ある程度ムラがあったり、パウダーの色の違いを出した方が仕上がりがより自然になります。

ちなみに草用パウダーといってもいろんな種類があります。例えばイネ科の草は、筆先のような繊維を使って表現します。他には密生した草むらはスポンジブロックを使って表現します。

そのほか鉄道模型専門店に行くといろんな草用素材があるので探してみるといいです。見るだけでも楽しいですよ。

水辺の表現

地形など岩場ができてきたら、水辺の工作です。私たちの周りには川や海、池、湖など身近にこのような水辺があります。鉄道模型レイアウトにもこのような水辺を入れることによりよりリアルになってきます。

水辺の表現はテクニックとしては高等テクニックになります。ですから実際の水辺など見たり資料や写真を見て水の動きを観察しておくといいでしょう。

では水辺の工作に入ります。
水性アクリル絵の具で水の部分を塗ります。ベースは青ですが水深が深くなるところは緑系や黒を少し混ぜたりして水の深さを表現します。

塗装が終わったら、小石などを接着剤で付け足していくとよりリアルになります。小石や砂などを厚めに撒くと接着が思うようにできていない時がありますので、接着剤を上から滴下しておくことを忘れないように。

そして水となる部分にメディウムを塗り水の流れを表現します。丸一日乾燥させ最後に波の泡立つ部分を白の絵の具を使ってドライブラシ技法で表現していきます。

鉄道模型人 アメリカン・エヌスケール・アソシエーション(A.N.A.)

アメリカン・エヌスケール・アソシエーション鉄道模型レイアウトの楽しみ方はいろいろありますが、
その中でも長ぁ〜い編成で楽しむ方法があります。

小さなNゲージとはいえ長い編成を楽しむには
それなりの場所が必要になります。

そこで考えられたのが鉄道模型レイアウトを分割して楽しむ
モジュールレイアウトという楽しみ方。

モジュールレイアウトはそれぞれ好きな鉄道模型レイアウトを
製作してそれをみんなで持ちよって大きなレイアウトを作る。
そこに好きな列車を長い編成で走らせるものです。

そのモジュールレイアウトを主とした鉄道模型クラブが
アメリカン・エヌスケール・アソシエーションの皆さん。

アメリカン・エヌスケール・アソシエーションの皆さんは、
自分でアメリカに旅行で行った風景や鉄道の写真集で見た
情景、テレビや映画のシーンを元にモジュールを作っているそうです。

その中でもおもしろいモジュールがあった。
それは石炭を積むシステムと積んだ石炭を排出する施設。
実際に模型の石炭を積んだりおろしたりするのだからすごい。

このアイディアはインターネットで発見したそうだが
それを再現するとは恐ろしや
アメリカン・エヌスケール・アソシエーションの皆さん。

鉄道模型のスペシャリストになってくると塗装、電気関連と
何でもできちゃうんですね。

道床付線路の敷設と電気の配線

鉄道模型レイアウトの土台ができたところでレールを敷設していきます。
鉄道模型レイアウトでこの線路を敷設タイミングは、
鉄道模型を作るモデラーによって違います。

線路を先に敷設すると石膏やプラスターから
レールを守る必要があります。
一方、レールをあとから敷くとプラスターや石膏から
線路は守れるが線路を敷くのに手間がかかる。

今回はわかりやすく先に線路を敷設します。

ではベニヤ板に直接線路を敷く場合は接着剤でもいいのですが
釘で固定できるので釘で固定します。
このときハンマーでレールを傷つけたり曲げたりしないように
注意しましょう。

配線はベニヤ板に穴を開けて、そこから電気コードを出します。
そのとき開ける穴は線路のすぐ横ではなく、少し離れた場所がいいでしょう。
電気の線を極端に曲げたりすると断線の恐れもあるので。

次に発泡スチロールの上は、直接穴を開けると厚みがあり
作業が大変なので、下段のベニヤまで配線を這わせます。
そしてベニヤ板に穴を開け線を出します。

発泡スチロールには接着剤で固定します。
そのとき接着剤は線路ではなく地面に塗って固定します。
線路に塗ると発泡スチロールがないところに塗るなど無駄が出るからです。

このように線路の配線をして固定していきます。

山の基盤を作る

山を作る時は全部を石膏やプラスターで作りません。
発泡スチロールを使って上手く作ります。

といっても発泡スチロールだけで大きな山を作るのも
大変ですからコーナーの枠の部分にベースに使った発泡スチロールを使います。

そして番ボールを使い山の骨組みを作ります。
その上に石膏につけたキッチンペパーで覆い被せて固めます。
こうすることによりトンネルができ軽量化も図れる。

このとき注意したいのが、山のトンネル内で列車が脱線したり
線路のメンテナンスのために壁面に穴を開けておく必要があります。
脱線した車両が取り出せなくなったら大変ですかね。

中央に造るトンネルは上に被さる地形を取り外せるようにしておきます。
これで脱線やメンテナンスに対応できます。

次にトンネルポータルを取り付けます。

トンネルの入り口ですね。
トンネルポータルは鉄道模型店に売ってあるので、
それを使って塗装すればそれなりの雰囲気は出せます。

これでトンネルは造れますが、
トンネルを覗くと入り口部分で中の発泡スチロールが見えてしまいます。
そこで一工夫。
黒い厚紙を入り口付近で囲めば中が見えにくくなるのでいいですよ

地表の仕上げ

地表を石膏とプラスターで作っていきます。
石膏やプラスターを塗る時は線路を保護することを忘れないように。

石膏の特徴は、短時間で早く固まること。
プラスターの特徴は、塗料がしみこみやすいことです。
この石膏やプラスターの特徴を生かして使い分けます。

石膏は山の部分にペーパータオルにしみこませて使います。
ペーパータオルは、何枚か重ねることにより丈夫になります。

そしてプラスターで地表を仕上げていきます。
プラスターは、ハケにたっぷりつけ押しつけるように塗ると岩場になり
慣らすようにハケを左右に塗ると平地ができます。

石膏が乾燥したら、プラスターを重ね塗りして岩場を表現していきます。

以上完成したら1日程度は乾燥させてください。

鉄道模型人 ドナルド・アグニさん

ドナルド・アグニ鉄道模型レイアウトは自分の好きな世界を
作ることができる模型。

実際にある風景を再現したり、
自分の夢物語を再現するなど
いろんな楽しみ方ができるのも
鉄道模型レイアウトの醍醐味です。

そんな自分好みの鉄道模型レイアウトを制作したのが
ドナルド・アグニさんです。(通称ダンさん)

自宅に置かれた鉄道模型レイアウトは、
幅3.6mと非常に大きなレイアウトになっています。

本来アメリカ人のダンさんならアメリカの情景を作るのでしょうが
日本の情景を題材に鉄道模型レイアウトを制作しています。
ダンさんは日本に30年住んでいて、日本の景色が大好きなようです。

ダンさんの鉄道模型レイアウトには、
日光のいろは坂があり、町外れの庭園には金閣寺
長野県の松原湖をイメージした湖、山の麓には観光路線の駅があり
駅と山頂を結ぶ実際に動くロープウェイもあります。

実際考えるとおかしな鉄道模型レイアウトですが
このレイアウトはドナルドさんの夢の世界なのですから許せます。
ドナルドさんの大好きな日本の情景を集めた夢の世界なんですね。

鉄道模型レイアウトの路線配置

前回の「ようこそ鉄道模型の世界へ」と同じく畳みサイズの
鉄道模型レイアウトを作ります。

今回はNゲージを利用して鉄道模型レイアウトを作るので
山あり谷ありとかなりの要素を取り入れたレイアウトができます。
線路も小さな周回線路と、大きめの周回線路の2本で作ります。

この2本の線路を地形の起伏を作って立体的に
鉄道模型レイアウトを作って行きます。

ではレイアウトのベースとなる、定尺サイズのベニヤ板を用意します。
ホームセンターによく売っているベニヤなので入手は簡単です。

以前作ったA3サイズの鉄道模型レイアウトと同じように
楕円形のサイズの違う道床付レールを配置して
レイアウトを考えていきます。

今回はNゲージを利用していますのでS字カーブなど入れて
レイアウトを楽しむのもいいですね。

S字カーブの作り方は、
通常の楕円のレールにカーブの大きさの違うレールを入れ
それを上手くつなぐことでS字カーブを表現します。

ポイントとしてはゆったりとしたS字カーブがいいと思います。
ゆっくりをS字カーブしてくる列車を見るのはいいものです。